だいちゃん660329 鉄道と旅の記録

日常のちょっとした旅を記録したページです。X - @Daisukeueda6

ヒグラシの歌が聞こえる。2009年紀勢本線の旅(1) 2009年アーカイブス

皆様こん**は。今年の夏は、なかなか晴天に恵まれませんね。東北のほうでは、梅雨明けせずにそのまま秋になってしまうという噂も耳にします。さてさて、毎年の定番になってきました特急おおぞらの夏旅行、今年もどうにか出発することができました。今回の目的地は、紀勢本線の非電化区間。夏らしい山と海の光景を見に行くことにしました。
目的地は一日普通列車5本、特急4本の閑散線区のため、今回は車での移動を選択。早速目的地にカーナビをセット。やはり便利ですねぇ。でも最近カーナビのおかげで、ちっとも路を覚えなくなりました。出発日は台風9号が近畿地方に接近している日。途切れなく雨が降っています。まあ、今日は移動のみなので良しとしましょう。

途中まで順調に車を走らせていたのですが、京都府三重県の間の峠越えをするのに、カーナビの指示した道は国道368号線、これが失敗でした。国道といえど、途中から車1台が通るのがやっとの細道。しかも切り立った断崖絶壁の上に貼り付くような細い路。ところどころガードレールもありません。これホントに国道?けものみちに迷い込んだかと思いました。みるみる激しくなってくる雨。おまけに濃い霧も出てまったく視界がありません。携帯電話のアンテナも立っていません。ここで路盤が崩落したら、、、まず生きては帰れないでしょう。気持ちがどんどん焦りを増してきます。でももう後戻りもできません。対向車がほとんど来なかったのが不幸中の幸いでした。(それでも2~3度すれ違いましたが)

大変な思いをしながら、どうにか1時間かけて峠を脱出。精根尽き果てました。。。。
あとからインターネットで調べてみたら、この国道は国道マニア(そんな趣味もあるんですね^^;)の間では【酷道】ランキング上位に入る有名な道でした。もっとこういう危険な道の整備に税金を使ってほしいですね。
皆さん、カーナビを安易に信用するのは止めましょう。
さて、今日は雨も降ってるし、疲れたし、もう散々なので寝ることにします。おやすみなさい。。。。。

 

あくる日、気持ちを切り替えてやってきたのは、有名撮影地の阿曽駅付近。お盆休みとあって、数人の先客がいらっしゃいました。ここで紀勢本線貨物列車を狙ったのですが、今日は休みのようです。残念!早朝のワイドビュー南紀2号を撮影して、移動します。

次に私が向かったのは、紀勢本線最大の難所、荷坂峠。峠越えに挑む列車を撮影します。

普通列車多気行き326D、キハ48型3両の運転です。デッキ付き、片運転台のキハ48型は、キハ40グループの中でも少数派です。

特急ワイドビュー南紀1号、JR東海の新世代気動車キハ85系、紀伊勝浦行きです。盆休みのため、1両増結されています。

続いて30分後にやってくる南紀4号を撮影するため、荷坂峠のサミットまで車で駆け上がりました。この絶景!素晴らしいです。遠くには熊野灘の青い海も見えます。

南紀4号がやってきました。ちょっと小さいですが。。。

続いてやってきたのは、松阪~伊勢奥津を結んでいるJR名松線。家城~伊勢奥津間ではまだスタフ閉塞方式が残っており、通票を渡す姿を見ることができます。やってきたのは、伊勢八知~比津間の渓谷。ここで列車を待ちます。うっそうと茂った緑が美しいですね。

やってきました。車両はJR東海の標準形式であるキハ11型。トイレなしの短距離輸送タイプです。

線路脇に美しい花が咲いていました。ここで折り返しを待ちます。

折り返し伊勢奥津行きの列車が通過していきました。車内は18切符のシーズンのためか、盛況です。

そのまま伊勢奥津駅へ。地域のコミュニティセンターもかねているようで、なかなか立派な駅ですね。

ホームに止まって休憩中の普通列車です。

これは。。。。なんと蒸気機関車の給水塔ですね!からまった蔦が、時代を感じさせます。こんなものがまだ残っているんですね。

折り返しを撮影するべく、伊勢奥津~比津間の線路脇へ。山郷の雰囲気が一杯ですね。緑一色のたんぼが豊かさを感じさせてくれます。

折り返し列車がやってきました。

列車の姿が、田んぼの向こうに小さくなっていきました。

撮影のあと、今度は高速道路で(笑)宿泊地に向かいました。さて、明日はもうひとつの紀勢本線の表情を撮影しに向かう予定です。日本有数の多雨地域なので、天気は少々心配ですが。。。皆様次回もお楽しみに。