五月晴れの空と海。高徳線撮影紀行 2006年アーカイブス
皆様こんにちは。前回に続き、四国撮影旅行の続きをご紹介させていただきます。徳島市内にて一泊した私が今回訪問したのは、徳島と高松を結ぶ高徳線です。海沿いを走っている路線のイメージがありますが、実際に海沿いを走る区間はごくわずかで、山岳路線の印象が強い路線です。この区間を走る優等列車は特急うずしお。今回も特急列車を中心に撮影です。早朝の徳島駅から、高松行きの普通列車に乗車しました。途中板野で12分もの長時間停車を行い、1時間かけて讃岐相生駅に到着です。
讃岐相生駅です。この駅の雰囲気も素晴らしいですね。
駅舎です。大きな木に守られている感じがします。こういう雰囲気の駅は大好きです。
駅に到着して間もなくすると、徳島行きの特急うずしおがやってきました。2000系気動車です。
続いてやってきた普通列車徳島行き。1000系気動車です。丁度田んぼに水が張られており、水鏡のように列車の姿を映し出しています。
さて、海の見える撮影地へと向かうべく徳島県と香川県の県境にあたる大坂峠を登ることにしました。海の色が気持ちいいですね。
新緑の葉をまとった木々が美しく輝いています。
讃岐相生駅から山道を息を切らし、足を引きずりながら歩くこと30分。撮影ポイントに到着です。どうです、この雄大な景色の素晴らしいこと!ここまでの苦労も足の痛みも吹き飛んでしまいました。チチチチと野鳥のさえずりも聞こえてきます。何とも贅沢な、至福の待ち時間ですね。
定刻通り、列車はやってきました。2000系気動車です。カラフルな塗装が海と新緑に合いますね。
もう一枚、2000系気動車を捉えました。撮影していて気持ちがいいですね。
1000系普通列車です。日中は、ワンマンの単行運転のようです。
185系の特急うずしおがやってきました。
185系うずしおを撮影した後、峠を降りることにしました。降りる途中、不意にエンジン音が。。。慌ててカメラを向けてみると、2006年6月から営業運転が開始される1500系気動車がやってきました。試運転でしょうか?思わぬ遭遇でした。
集落に下りてきました。いい感じの踏切を見つけたので、早速撮影です。185系うずしおがやってきました。アンパンマンカーを連結した4両編成です。
ぎりぎり引き寄せてもう一枚。キハ185型もなかなか精悍ですね。
続いて、集落全体を見渡せる高台にあがりました。海の色が最高です。
ここから、里を駆け抜ける2000系うずしおを撮影です。こういう景色はいいですね。日本の原風景です。
駅近くに戻ってきました。丁度普通列車の交換が行われるところでした。
2000系特急うずしおです。水鏡に映った姿が美しいですね。
しばらく、駅で列車を待っていると不意に踏切の音。。列車の到着時間ではないのに。。慌ててホームに行ってみると、なんと先ほど出会った1500型が折り返しでやってきました。
従来の四国の車両のイメージとは違う緑系の塗装が新鮮です(南海電鉄の塗り分けのようにも見えますが)。なかなかかっこいいですね。来月の営業運転開始が楽しみです。
1500系を見送った後にやってきた普通列車で阿波大宮駅へ。列車が到着しても人の気配はいっさいありません。周囲には、民家はそれなりにあるのですが。。。
私一人を下ろした普通列車は発車して行きました。
そして里の風景の中に、溶け込むように去って行きました。
続いて2000系気動車。特急うずしおです。1時間あまりこの駅にいましたが、その間人の姿がいっさいありませんでした。ここも秘境駅と言えそうですね。駅の周りを散策してみましたが。。。クマンバチがいっぱい寄ってきたので退散しました。あなたたちのえさ場を荒らしにきたんじゃありませんって(汗)。実は昔から蜂はとっても苦手だったりします。(^_^;
次にやってきた列車で、徳島に戻り、徳島から京都まで以前乗ったことがある高速バスで帰りました。
絶好の晴天と景色に恵まれた今回の旅行。青空と豊かな新緑が目に鮮やかで、心の中まで豊かにしてくれた2日間でした。関西からちょっと足を延ばせばこんないい景色に出会えるのですから、とても得をした気分です。皆様も是非一度、『気動車王国』四国へお出かけになってみてはいかがでしょうか?