だいちゃん660329 鉄道と旅の記録

日常のちょっとした旅を記録したページです。X - @Daisukeueda6

忘れがたき故郷。秋、こみなと 2005年アーカイブス

皆様こん**は。今回は、以前から何度が訪れている千葉県の小湊鉄道にやってきました。誰もが持っている心の故郷。その故郷が、ここ小湊鉄道沿線にはあります。今回は秋の表情を見にやってきました。秋と言いましても、実際に旅行に行ったのは11月中旬でありますので、まだ紅葉には早かったのですが。。
早速、早朝の五井駅から乗車です。おなじみキハ200型。上総牛久行きに乗車しました。

五井からおよそ30分で、上総牛久に到着です。列車は慌ただしく折り返していきます。

朝のローカル線は、学生でいっぱいです。青春列車ですね。

上総川間まで学生でいっぱいだった列車ですが、その先は空気輸送状態です。上総牛久から30分、飯給駅にやってきました。管理人はこの駅が大好きで、つい何度も立ち寄ってしまいます。

白い排気ガスを吐きながら、キハ200は山間の向こうに去っていきました。

飯給駅の近くに、畑のあぜ道から線路を見下ろせる場所があります。畑の持ち主の方は見当たりませんでしたので、お邪魔してしまいました。畑の持ち主様、申し訳ありません。待つこと30分、折り返しの列車がやってきました。この辺りは本当に山深い里の風景です。

この風景にキハ200は合いますね。

折り返し列車は去っていきました。小湊鉄道の上総牛久以南は、2~3時間おきにしか列車が来ない閑散区間です。次の列車まで2時間。。撮影ポイントを探しがてら周囲を散策です。飯給~里見間で、渓谷沿いの断崖の上を線路が通っています。列車を待って、撮影です。

辺りに、見事な柿の木がありました。美味しそうな実がなっています。もちろん、撮影するだけで実をもぐような事はしませんが(笑)。

散策しながら、里見駅まで歩いてきました。大きな銀杏の木が、すっかり黄色く模様替えです。もみじもいいですが銀杏の黄色もなかなかです。

今度は、里見~高滝間です。立派な松の木がありました。

なんだかんだで、上総久保駅まで歩きました。飯給駅から6キロくらいでしょうか。あ~疲れた(笑)。でも撮影地を探しながらだと、疲れも半分ですね。

上総久保駅には、立派な銀杏の木があります。この大きさの見事な事!丁度緑から黄色に模様替えする最中でした。

折り返し列車で、終点の上総中野までやってきました。そういえば、この駅に列車で来たのは初めてです(笑)。

上総中野での定番、いすみ鉄道の列車との2ショットです。

数分後、折り返し列車は発車です。しかし、次の養老渓谷でなんと50分も停車。その間に腹ごしらえです。あとになって気づいたのですが、次の上総大久保駅の近くには小学校があり、その学校の終業時刻に合わせるため、この駅で停車しているものと思われます。

上総大久保駅で小学生が、上総鶴舞駅で遠足帰りらしい幼稚園児が大量に乗り込んできて、単行運転の車内はあっという間に盛況です。上総牛久で下車し、歩いて撮影ポイントに向かいました。

丁度日も傾いてきました。夕暮れ前の優しい匂いがします。

こういう風景にもキハ200は合いますね。

いよいよ日は山の向こうに沈み、空が茜色に輝いています。こんなに美しい夕焼けを見たのは久しぶりですね。日も落ちたので、馬立駅に歩いて向かいました。

馬立駅です。結構遠いですね。上総牛久駅から1時間は歩きました。

日も沈んで、だんだん周りが暗くなっていきます。

空が青から茜色そして藍色へと変わっていきます。

藍色になった空の下、列車はやってきました。なんとも言えない雰囲気ですね。列車のヘッドライトと車内からこぼれる灯りが、なにかホッとさせてくれます。

折り返し列車で、五井まで戻りました。誰もが想い描いている心の故郷、そんな想いにぴったりの光景が、ここ小湊鉄道には広がっています。心が優しく、暖かくなる風景はやはりいいものですね。故郷の秋の光景を満喫した管理人は、気力を満タンにしてもらったような気がしました。皆様も是非一度ここ小湊鉄道にお出かけ下さい。