皆様こん**は。さてさて、お待たせしました。桜紀行の第2弾をお届け致します。前回の山中溪から普通列車に乗り、和歌山駅にやってきました。ここから元南海電鉄貴志川線が分離独立した和歌山電鐵にやってきました。和歌山電鐵貴志川線は、2003年に南海電鉄が廃止を決めた際、鉄道事業の継承を公募し、第3セクターではなく民間の岡山電機軌道株式会社が買い取って発足された会社です。水戸岡鋭治氏のデザインした『いちご電車』も走っています。とにもかくにも、路線廃止を免れてよかったです。
さて、和歌山駅から普通列車に乗りました。車内は学生さんでいっぱいです。高校の制服がセーラー服でした。まだセーラー服の学校も残っているのですね。私の少年時代を思い出します。さて、普通列車で20分ほどで大池遊園に到着です。
この駅の雰囲気をご覧下さい。すばらしいローカル線の駅ですね。
これは何だと思いますか?なんと待合室です。こんな待合室だったらずっと列車を待っていても退屈しませんね。
昔の匂いがぷんぷん匂ってきます。本当に自分の少年時代に戻って来たようです。まだこんな風景を見ることができるのですね。これは小さな発見です。
さて、桜の名所大池遊園は駅から歩いて数分の距離です。公園に入ったとたん見事な桜の老木が迎えてくれました。
遊園が近づいてきました。桜の木と桃の木が見えます。気持ちいい光景ですね。これから展開されるであろう風景にいやがおうにも期待が高まります。
園内に入ってみると。。。すばらしい絶景が視界一杯に広がっています。この売店の寂れた感じが何とも言えませんね。無料で入れるのですからとっても得した気分です。
この池に映る見事な桜をご覧下さい。言葉を失ってしまいました。
なんという素晴らしい光景でしょうか!この絶景をとても言葉では表現できません。こんな場所に出会えた幸運に感謝する思いです。
桜の老木です。この枝振りの見事なこと!近所の幼稚園生が遠足に来ていました。この老木は、いったいどのくらい前から園児達を見つめて来たのでしょうか?
何枚写しても惜しくないほどの絶景です。もっとここで桜を見ていたいという気持ちで一杯です。
列車がやってきました。この絶景のなかに溶け込む列車の姿はまた格別です。
小山の上に、そびえるように桜の大木が花をつけています。
桜のトンネルの中、列車がやってきました。この列車の運転士は笑うとえくぼの素敵な女性でした。きっぷを確認する姿も柔らかい雰囲気があっていいですね。和歌山駅に到着すると、運転士さんはドアを開けるや否や駆け足で改札へ。どうしたのかと思ったら、そのまま駅員さんと一緒に改札業務を急がしそうにこなしていました。社員皆で協力し合って業務をこなしているのですね。こういう雰囲気は都会の鉄道では決して見ることができません。
さて、和歌山から紀州路快速で大阪を目指します。
途中、六十谷駅ちかくに立派な桜の木があったので、ちょっと途中下車です。すばらしい大木ですね。
六十谷~紀伊間は紀州山地から駆け下りて来る列車をこのような角度で撮影できます。
続いて、今度は関西本線に乗車し、毎年の恒例となってきた河内堅上駅にやってきました。今年も素晴らしい桜の木々が迎えてくれました。
駅を通過する221系大和路快速です。
うぐいす色の103系です。この色は桜に合いますね。
駅裏から駅を見下ろせる場所にやってきました。ここから見下ろす駅もいいですね。
青空を、白い雲がとてもきれいに流れて行きます。
103系の普通列車がやってきました。
駅のホームから青空を大きく入れて。
さて、今度は大和路快速で奈良を越え、木津駅にやってきました。ここから片町線に乗車です。もともと単行の気動車がのんびり走るローカル線でしたが、今は大阪市内に直結する通勤路線に変貌を遂げました。
木津から40分で、河内磐船駅へ。ここから少し歩いて、桜並木を目指します。
もう夕刻が迫っています。夕日に照らされた桜と列車が美しいですね。
桜並木の高台へやってきました。ここから見下ろす風景は、私のお気に入りです。毎年、桜の季節には足を運んでいます。
夕日の赤くなった光に照らされる列車と桜の木です。
いよいよ日没が迫ってきました。
茜色に染まった雲がきれいですね。今日一日、感動的な光景にいくつも出会いました。とてもいい一日でしたね。
そのまま私市駅から列車に乗り、帰宅しました。
今年も桜を追いかけて出かけることができました。体は結構疲れましたが、早朝から暗くなるまで桜を満喫することができ、とても幸せな一日でした。やはり日本の春は桜ですね。皆様は今年の桜はどこで楽しまれましたか?皆様の桜を見上げながら楽しそうに笑っている姿が目に浮かんできます。こんなに身近に幸せを感じることができるのですから、私たち日本人は幸せですね。また来年も、心を豊かにしてくれる桜の花を見に列車で行こうと思った管理人でした。