だいちゃん660329 鉄道と旅の記録

日常のちょっとした旅を記録したページです。X - @Daisukeueda6

うつくしきもの。北陸を巡る夏1(旅立ち・渓谷の美)2006年アーカイブス


皆様こんにちは。さて、いつになく長い前振りで以前から予告させていただいておりました特急おおぞらの夏旅行。待っていた方にも、待っていなかった方にも、ようやくお届けさせていただきます。今回の旅行は管理人も気合い充分で出発です。そして目的地は。。。北陸!美しい風景に感動できることを期待しつつ、出発しました。今回の旅行記は、いつものように出向いた順に顛末をお送りするのではなく、1ページ毎のテーマに沿った形で3~4週連続でお送りします。最初のページのテーマは『旅立ち・渓谷の美』です。ちょっと長くなりますが、最後までよろしくお付き合い下さいませ。さあ、いよいよ出発です。京都駅にやってきました。

丁度東京行きの銀河号がやってきました。車体の青が暗闇に映えますね。

銀河号を見送った後、しばらく京都駅0番ホームで待っていました。日付が変わる頃、私の乗る列車がやってきました。急行『きたぐに』。いまや唯一の583系定期列車となりました。夜行列車、急行、国鉄型。。。夢が広がります。今日は堂々の12両編成で登場です。

B寝台中段に滑り込みました。狭いですが、これからの旅行のことを考えていると、いつのまにやら夢の中へ。。。目が覚めたら富山を発車していました。午前5時30分、日の出とともに糸魚川駅きたぐにを見送りました。朝焼けがきれいですね。

さて、私が糸魚川駅で降り立った理由は。。言わずともお分かりでしょう(笑)。そう、最初の訪問は大糸線です!大糸線は、南小谷を境にJR東日本と西日本で分断されて運用されています。東日本側は、電化されておりスーパーあずさも走る特急街道。そして西日本側は、非電化のローカル線です。しかし、西日本側路線で活躍している車両は下の写真の通りキハ52型です!キハ20系列の最後の生き残り、東日本の盛岡、新潟とここ大糸線に残るのみとなりました。東日本の車両は、強馬力化のためエンジンを交換されておりますが、この西日本側はオリジナルのまま、あのガランガランというDMH17系のエンジン音が響き渡ります!このエンジンの音だけでも感激ものですね。しかも近年、国鉄標準色に再塗装されているのです!このツートンの塗装、見ているだけで胸がいっぱいです。

定刻に始発列車は発車、車内は登山に向かう方と鉄道ファンの方で結構混雑しています。糸魚川からたった一駅ですが、姫川駅で列車を降りました。姫川駅は、ホーム一面だけの駅舎もない無人駅です。

東の小高い山の向こうから、太陽が昇ってきました。陽光に反射する稲穂が美しいですね。

2番列車がやってきました。こちらはJR西日本大糸線標準色です。

2番列車を撮影の後、近くにある美山公園にやってきました。近くといっても公園は小高い山の頂上にあり、ぜーぜー言いながら山を登って行きました。公園にあった展望台に登りました。この絶景をご覧下さい!後ろに見える山々は白馬連峰です。いかに高いところまで登ったかおわかりいただけると思います。

展望台は360度見渡せるようになっており、海側を見ると糸魚川市内と日本海が一望できます。ちょっと高圧線が邪魔ですが。

折り返し糸魚川行きの始発列車がやってきました。フォッサマグナに張り付くように僅かに残された地平に作られた豊かな田園地帯とそこを走る列車。この風景の素晴らしいこと!感激に我を忘れそうです。3カット連続でご覧下さい。

山を下りました。続いて線路脇の田園から撮影です。南小谷行きの3番列車。背景にそびえる高い山は、白馬岳です。

頸城大野駅からまっすぐな直線区間を捉えました。背景の建物は小学校です。

光線状態が悪く前がつぶれてしまいましたが。。。日本の断層の生命線、フォッサマグナに見守られて走る気動車です。

やっぱりこの色はいいですね。

頸城大野駅まで歩いてやってきました。糸魚川行き折り返し2番列車です。

次の列車までかなり待ち時間があるので、駅舎を撮影しました。花壇に包まれた駅名票が素敵ですね。大事にされている感じがします。

先ほど俯瞰撮影した美山公園がある山をバックに、私の乗る列車がやってきました。

頸城大野から2駅で、小滝駅に到着です。大糸線は、この駅あたりから農村地帯を走る路線から、渓谷を走る山岳路線に変貌します。

小滝駅です。この駅も素晴らしいですね。駅の周りは渓谷とダムが広がっており、人が住んでいる雰囲気はありません。

有名撮影ポイントのひとつ、姫川を渡る鉄橋です。この青い空と深い緑の渓谷をご覧下さい。

列車はやってきました。この風景にはこれしかないでしょう。と言ってもいいくらいはまりすぎています。

南小谷方面は国鉄色でした。姫川を渡る列車を連続で捉えました。4カット連続でご覧下さい。この絶景にもう言葉もない管理人です。

1時間後の折り返し列車で一旦糸魚川駅に戻ることにしました。丁度親子連れの方もやってきました。

小滝駅から20分ほどで、昼下がりの糸魚川駅に戻ってきました。やはり国鉄色のキハ52は、皆の注目を集めていました。まだまだ時間はたっぷりと残されています。このあと私がどこに行ったかは。。。次回のお楽しみとさせていただきます。皆様次回もどうぞお楽しみに。