だいちゃん660329 鉄道と旅の記録

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18きっぷで行こう!山陰の旅(1)2007年アーカイブ

皆様こん**は。今年も18きっぷのシーズンになりましたね。しかも今年はJR発足20周年ということで、いつもより2000円安い8000円で5回分乗り放題ですよ奥さん!(笑)どうせなら2000円で販売してくれれば良かったのにとか思いつつ、早速購入しました。さて、この切符でどこに行きましょうか。。。。数時間脳裏をいろいろな風景がよぎった後、餘部鉄橋の姿が。。。そうだ!架け替え前に是非一度行っておこうと思っていたんだった。行き先は決まりました。青春18きっぷで山陰に行きましょう!
早速早朝の京都駅にやってきました。最初に乗る列車は京都から福知山までのロングラン鈍行229Mです。113系6連でやってきました。列車を待っていると、不吉なアナウンスが『次の福知山行きは6両で運転いたしますが、後ろ4両は途中の園部で切り離しまーす。福知山まで乗車される方は前2両にご乗車下さーい』ふっふっふ。以前にも似たようなことがありましたが、私も学習してました。ちゃんと今回は先頭車に並んでいましたよ。京都車4連+福知山車2連の6両でやってきました。発車時には、立ち客が出るほどに込んできました。

京都から、2時間で福知山にやってきました。有名な福知山城が見えてきましたよ。車内はそこそこの混雑ぶりです。時刻表を手にされている方も多いので、私のように18きっぷ利用者も多いようです。

229Mは福知山に定刻に到着。福知山駅はいつの間にか高架駅になってました。次の乗り継ぎ427M城崎温泉行きの乗り継ぎ時間はわずか5分。想像通り、すでに座席は埋まってました。しょうがないので、立って過ごします。途中の和田山で、座ることができました。

途中、上夜久野で特急列車と離合です。

427Mは、定刻に城崎温泉着。立ち喰いそばで軽く昼食をとった後、浜坂行き171Dに乗車です。どうにか座れましたが、餘部鉄橋に行かれる方で、通路まで一杯です。みんな餘部鉄橋を見に行かれるのですね。

ところが、香住で団体客ご一行様が乗り込んできました。なんと通勤ラッシュ並みの押すな押すなの大混雑!なんでも旅行会社企画のツアーだそうで、車内から餘部鉄橋を見た後、浜坂まで行ってバスに再び乗車するとのこと。え、ということはこの人たちは餘部では下りないということ?この人波をかき分けて荷物を持って餘部で下りろって。。。。なんと迷惑なツアーを企画してくれるんや。。。下りれるんかいな?なにせ首都圏のラッシュ並みの混雑です。やっぱり今回もやられてしまいました。人をかきわけかきわけ、どうにか餘部で下車しました。空は鉛のような曇天で雨がぱらついています。私が山陰に行くといつも雨です(涙)。ご丁寧に『列車撮影ポイント』と書かれた案内に従って撮影ポイントへ。ここもすごい人です。

数分の待ち時間の後、特急はまかぜ1号がやってきました。キハ181の6両で登場です。

はまかぜを撮影の後、集落に下りました。岸壁から、鉄橋を見渡せるポイントです。ここでは先客はありませんでした。やはり絶景ですね。まさしく天空に延びる橋のようです。

キハ40型の豊岡行きがやってきました。

はまかぜ4号、大阪行きです。

続いて餘部の集落から。やはり曇天だと写真が冴えませんねぇ。

鉄橋をいろいろなアングルから写してみました。この鉄橋が完成したのは明治45年です。明治時代にこのようなものを作ってしまうとは、驚きですね。

ところで、餘部鉄橋は明治45年に開通しましたが、餘部駅は昭和30年まで出来なかったそうです。当時の村民が知事に嘆願し、ようやく実現したとか。なんと子供まで動員して、建設に必要な土砂や石材などを駅まで運んだそうです。その様子を描いた絵がありました。一番列車が走った時は、村民総出で出迎えたそうです。このように昔の駅は、利用者に愛されていましたね。こういう駅は幸せです。

さて、名残惜しいですが177D浜坂行きで餘部を後にしました。

浜坂で乗り換えのため30分待ち時間があり、駅周辺を散策してみました。

昔の給水塔が見えます。

このパタパタ回る案内表示が懐かしいですね。まだ現役だったことに嬉しさを感じます。

ここ浜坂駅は、国鉄の匂いがぷんぷん匂ってくる素晴らしい駅でした。

浜坂から539D鳥取行きで鳥取を目指します。首都圏色タラコ色のキハ47です。本当に国鉄時代に戻ったようです。

539D車内では移動疲れで沈没していました(笑)。気がついたらもう鳥取に到着です。待ち時間、ホームでぼーっとしていると、『スーパーまつかぜ』益田行きがやってきました。

今日最後の乗車となる、3433D『とっとりライナー』米子行きで米子に向かいます。この車両は、2002年に乗車した時はキハ58国鉄色の最後の生き残りでした。今は新鋭のキハ126型で運転されています。車内は新型だけあって快適でした。鳥取から2時間弱で米子に到着しました。今日の移動はここまでです。

今日は餘部鉄橋の訪問を中心にお送りした山陰青春18きっぷの旅、いかがだったでしょうか?ちょっと天候に恵まれませんでしたが、餘部鉄橋の姿も見ることができ、充実の撮影旅行でした。餘部鉄橋では観光バスも多く見られ、少々過熱気味の関心の高さが伺えました。来月から架け替え工事が始まると、また餘部はもとの静けさを取り戻すことでしょう。そして餘部鉄橋の存在も多くの人の記憶から薄れていってしまうのでしょうか?でも、たとえ鉄橋が架け替えられても、この路線が廃止になるわけでもなく、この駅がなくなるわけでもなく、ここから見る日本海の絶景や餘部集落の絶景が見られなくなるわけでもありません。新しい橋に架け替えられても、またこの絶景を見に餘部に来ようと心に決めた管理人でした。