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スカーレットの衝撃。名古屋鉄道撮影記

スカーレットの衝撃。名古屋鉄道撮影記(2004年撮影アーカイブス)

※本内容は、2004年当時に撮影•編集した記録です。写真に掲載された列車は、2023年現在では運用されていないものもありますので、ご承知おき下さい。

いつものように、いつもの如く、出張にカメラを欠かさない管理人です(笑)。東京出張となった私は、ちょっと名古屋で途中下車して未だ乗車した事がない(と、思う)名古屋鉄道にやってきました。来年には中部国際空港も開港しますし、今名古屋圏は、なにかと注目を集めています。

早朝ののぞみで京都から名古屋へ、さらに東海道本線を岐阜へと向かいます。最初は、来年の3月一杯で全線廃止になる名鉄路面電車にやってきました。まだまだ車歴の若い車両もあるのに、廃止とは残念です。ところで名古屋鉄道は、民鉄では近畿日本鉄道に次ぐ路線長を誇る私鉄です。車両も、一般電車/路面電車気動車とバラエティ豊富です(JRに乗り入れていた気動車特急もありました)。しかし、気動車は既になく、路面電車も来年3月で見納めです。

早速岐阜市内に出てきました。名鉄と言えば、赤い路面電車。。。あれ?

赤くない車両も多いようです。少々すかされた気分です。

新岐阜からしばらく歩いて、徹明町電停にやってきました。ようやく赤い路面電車と対面できました。名鉄の電停はグリーンベルトが路面に書いてあるだけで、安全地帯もないようです。

このスタイル、いかにも路面電車という感じですね。

続いて新岐阜駅から豊川稲荷行き急行に乗車です。

新岐阜からおよそ30分で、一宮市島氏永駅にやってきました。この近くで最初の撮影開始です。駅から5分ほど歩くと、のどかな雰囲気の踏切があります。本線なので、ひっきりなしに列車がやってきます。ここだとずっといても飽きませんね。いい天気の下で、気持ちよく撮影できました。3000系急行です。

シングルアームパンタが装備されています。新しい形式でしょうか?

2枚扉、クロスシートの近郊型車両です。

こちらも通勤型の6000系です。

特急『パノラマスーパー』の増結用編成だけが、普通列車でやってきました。

名鉄の看板列車、『パノラマスーパー』1000系です。

昭和38年に衝撃のデビューを果たした元祖パノラマカー、7000系です。現在はなんと普通列車を中心に運用されています。日本一豪華な普通列車ですね(笑)。それにしても、40年前にこういうデザインの列車を作ってしまうとは。。脱帽の思いです。

最も原型に近い、増結不可の6両編成です。この行き先表示板は『逆さ富士』と呼ばれています。

島氏永で撮影し終えた私は、名鉄に詳しい方に電話でお勧めポイントを聞いてみました(最初からいろいろ調べておくべきでしたが。。。)岡崎に近い、名電山中駅の近くで名古屋本線が唯一峠を越えるとの事、早速行ってみました。島氏永駅で列車を待っていると、パノラマカー普通列車がやってきました。これがパノラマカーの前面眺望です。

次の駅で、特急パノラマスーパーに乗り換え、東岡崎に向かいます。東岡崎でさらに普通列車に乗り換え、名電山中にやってきました。のどかな、いい雰囲気の駅です。本線の駅とは思えないですね。

名電山中駅から歩いて数分、踏切を見つけたのでそこで撮影する事にしました。まずは3000系の急行列車です。

6000系の普通列車です。ところで名鉄普通列車は終点である豊橋まで顔を出しません。確か豊橋駅は1面だけのホームなので、ダイヤの混雑を避けるため、一つ手前の伊奈駅普通列車の終点です。普通列車の来ない終着駅というのも珍しいですね。

パノラマカーパノラマスーパーがやって来ました。

日が落ちてきたので、駅構内からの撮影に切り替えました。

名鉄電車を追いかけた今回の旅、目にも鮮やかなスカーレットの車体は、私の目にとても新鮮に映りました。初めて見た名古屋の私鉄は、強烈な個性に溢れる車両ばかりでした。7000系パノラマカーは今年で41年目になるそうです。今の目で見ても、新製車で通用しそうなスタイルは、登場当時の人々の目にはさぞ衝撃的に映った事でしょう。これからも元気で活躍してほしいものです。