スルッとKANSAI 2day チケットでいく、関西横断の旅
皆様こんにちは。特急おおぞらです。今回は前回関西大周りを行ったスルッとKANSAI 2dayチケット旅の第2段、フリーエリアの横断をしてみて、何時間かかるのかを体験してみました。有効エリアの最も東にある駅から、最も西にある駅までの旅です。
スルッとKANSAI 2dayチケットのWEBサイトで有効エリアを確認すると、最も東にあるのは近鉄大阪線の青山町駅、最も西にあるのは山陽電鉄の山陽網干駅です。今回もスルッとKANSAI 2dayチケットを使いますので、私鉄のみの移動となります。早速、朝の青山町駅にやってきました。大阪でも割とよく聞く駅名ですが、急行停車駅にしてはかなり寂しい駅です。
■第一走者:青山町10:03~鶴橋11:22 急行大阪上本町行
本日の第一走者は、急行大阪上本町行です。6連のロングシート車でやってきました。
乗客はまばらです。名張で席が埋まるくらいに増え、大和八木で立ち客が出るほどに増えました。大阪府内に入ると、立ち客がなんとか新聞を読めるくらいの混雑になってきました。大和八木までは、のどかな山村の風景、大和八木を過ぎると、ビルや住宅が目立ち、大阪府内に入るころにはすっかり都会の風景と変わっていくのが印象的でした。11:22、定刻に鶴橋駅に到着です。
■第二走者:鶴橋11:29~尼崎11:55 普通尼崎行
待ち時間にトイレ休憩の後、列車がやってきました。ラッピング車両でやってきました。
社内はクロスシートでした。この旅行唯一のクロスシート車となりました。鶴橋では座れませんでしたが、大阪難波を発車したころには余裕で座ることが出来ました。
のんびり30分弱かかって、列車は尼崎に到着しました。
■第三走者:尼崎11:58~飾磨13:25 直通特急姫路行
続いては、一気に山陽電鉄の飾磨まで向かいます。直通特急(B)の姫路行です。阪神⇔山陽の直通特急には2種類あり、行先掲示板には赤色(A)と黄色(B)で塗り分けされています。直通特急(B)は、神戸高速線内(三宮~板宿)を各駅に停車するので、少々時間がかかります。
またも車内はロングシート。座れはしましたが、結構な混雑です。今日は甲子園球場でゲームがあるらしく、野球の応援らしき人たちがいらっしゃいました。三宮を過ぎると、車内は空いてきました。今日はいいお天気です。
神戸市の須磨~舞子の区間は、美しい海岸線を見ることができます。この区間はJR山陽本線と山陽電鉄が並走していますが、山陽電鉄のほうが高いところを走るため、見晴らしは山陽電鉄が勝っています。
さあ、最終ランナーは山陽電鉄網干線の普通網干行きです。昭和42年製の3000系。私とほぼ同世代の車両です。最近網干線は新鋭の6000系が投入されているので、この形式に出会えたのはラッキーです。
車内はこんな感じ。古き良き昭和の香りです。
山陽網干線は閑静な住宅地をのんびり走っています。午後ののんびりした空気が感じられます。
ついに、終点の山陽網干に到着しました。
東端の近鉄青山町駅から3時間43分。13時46分に西端の網干駅に到着しました。線路の終端が、旅の終わりを感じさせてくれます。
ここ網干駅は、関西地区私鉄の西端でもあり、標準軌私鉄の西端でもあるそうです。行き止まり、最果てにたどり着いた寂しさと達成感が同居した不思議な気持ちになりながら、私は帰途につきました。